知っておくとフィンランドが10倍楽しくなる!重要フィンランド語単語10選
こんにちは。フィンランド語猛勉強中のソラです。
フィンランド語、、と聞いてパッとイメージのつく人はあまりいないでしょう。
それもそのはず。フィンランド語は主に、人口が550万人ほどしかいないフィンランドでしか話されていません。
また英語、フランス語、ドイツ語などといった言語と違う語族に属するため、他のヨーロッパ言語と比較しても習得が極めて難しい言語と言われています。巷では「悪魔の言語」と呼ばれることも..
フィンランド語の難しい点として最も知られているものは、その格変化の多さでしょう。例えば「りんご」という単語を使うとき、フィンランド語では「りんご」という名詞そのものを変化させて「りんごに」「りんごから」「りんごを」等と表します。Omena(りんご)がOmenasta(りんごから)といったように変化するということです。
フィンランド語にはこの格変化が14個あります。
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そしてさらにこOmenaが複数形になるとまた違う変化をするので、規則性はあるとはいえ、単純計算で2×14の格変化を覚えなければいけないことになります。
勘弁してぇ...
しかしここで重要なことをひとつ。
その難しさや、言語自体の需要が他の主要言語と比べて小さいことなどから、フィンランド人以外のフィンランド語話者はかなり少ないです。
そのためフィンランド人と話すときにフィンランド語を使うと、けっこう喜ばれます。
こんなに難しいフィンランド語ですが、もしフィンランドに行く機会がせめて大事な単語くらいは覚えといて損はないのではないでしょうか。
というわけで、お役立ちフィンランド語単語10選をご紹介! リアルな使い方も教えちゃいます。
目次
- Kiitos(キートス) :ありがとう
- Moi(モイ) :こんにちは
- Moimoi(モイモイ) :さようなら
- Joo(ヨー) :はい
- Anteeksi(アンテークシ) :すみません
- Kuitti(クイッティ) :レシート
- Kahvila(カフヴィラ) :カフェ
- Ravintola(ラヴィントラ) :レストラン
- En osaa puhua suomea(エン オサー プフア スオメア) :フィンランド語を話せません
- Minä olen japanilainen(ミナ オレン ヤパニライネン) :私は日本人です
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Kiitos(キートス) :ありがとう
まずは定番の「ありがとう」から。
この Kiitos は基本的に老若男女、シチュエーションを問わず使うことができます。
例えばスーパーでものを買ったあとに「Kiitos!」、カフェでコーヒーを運んできてくれたウェイターさんに「Kiitos!」といった具合です。
コツは「キトス!」と勢いよく(?)発音することと、アクセントを「キ」に持ってくることですかね。
ちなみに僕の留学生の友達は「キートスは世界一可愛い『ありがとう』の言い方ね!」と言っていました。
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Moi(モイ) :こんにちは
次に、日本語の「こんにちは」にあたる Moi です。
ちなみにこの単語マジで万能すぎて、朝から夜まで、基本的に誰にでも使うことができます。僕もフィンランド人の友達に会ったらとりあえず「Moi!」と言うようにしています。
フィンランドは日本に比べると上下関係がかなりゆるいように思われます。そのため、友達に話しかける感覚でお店の店員に「Moi!」と話しかけてもいいと思います。
Terve!(テルヴェ)や Moikka!(モイッカ)も「こんにちは」の意味になりますが、やはり Moi! を聞くことが一番多い気がします 。
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Moimoi(モイモイ) :さようなら
お気づきの通り、フィンランド語マジで可愛いんです。
もい! ですら可愛いのに もいもい! だなんて...
でもこのかんわいい挨拶を筋肉隆々のおっちゃんが普通に使ってるからかなり笑えます。
この Moimoi も Moi 並に万能で、基本的にどんな別れ際で使ってもいいでしょう。
また、「こんにちは」の意味で Moimoi を使うフィンランド人もいますね。
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Joo(ヨー) :はい
僕はフィンランド語を学びたての頃、何も理解できてないのに「ヨーヨーヨーヨー!」と適当に返して失敗したことが何度もあるのでお気を付けください...
これも老若男女問わず使われている表現です。是非フィンランドではフィンランド人の会話を聞いてみてください。めちゃくちゃ「ヨ~!」言ってますよ。
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Anteeksi(アンテークシ) :すみません
こちらは英語の「Excuse me」にあたる言葉です。
道端で人にぶつかってしまった時、お店で店員に聞きたいことがあるときなどで使えます。
発音のコツは「ア」にアクセントを持ってくることです。(というかフィンランド語の単語は基本的に全て最初の音節にアクセントが来ます。)
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Kuitti(クイッティ) :レシート
そんな重要じゃなくね...?
と思いましたね。
ですがこの単語、お店でお会計をする時にかなりの頻度で聞きます。
最初の挨拶をフィンランド語ですると、お支払いをしたあとに「Kuittia?(レシートいりますか?)」と聞かれることがあります。
このとき前述の「Joo!」と答えるとスマートにレシートをもらえます。是非お試しを。
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Kahvila(カフヴィラ) :カフェ
フィンランド人、ごっつコーヒー飲みます。
なんでも一人当たりの年間コーヒー消費量が世界一だとか。
そのためかはわからないですが、僕が住んでいるヘルシンキにも尋常じゃないほ量のカフヴィラが至る所にあります。
また「コーヒー」はフィンランド語で「Kahvi(カフヴィ)」です。似てますね。
是非フィンランドのカフヴィラで、「Yksi kahvi, kiitos!(コーヒー一杯ください!)」(Yksi(ユクシ)は数字の「1」の意味)とお洒落に注文してみましょう。
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Ravintola(ラヴィントラ) :レストラン
街中を歩いていると「Ravintola」と書かれた看板をよく見かけます。それはレストランです。
日本人観光客の間で大人気の「かもめ食堂」もフィンランド語では「Ravintola kamome」です。
お腹がすいていたら入りましょう。
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En osaa puhua suomea(エン オサー プフア スオメア) :フィンランド語を話せません
単語じゃないですね。ごめんなさい。
上記の単語を使ってるとフィンランド語が出来る人だと勘違いされて、フィンランド語でいろいろ説明されたり質問されることがあります。
「ヨーヨー!」言わずおとなしく諦めましょう。
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Minä olen japanilainen(ミナ オレン ヤパニライネン) :私は日本人です
せっかく日本からフィンランドまで行くのですから、自分が日本から来たことを伝える表現くらいは知っておいたほうがいいと思います。
Minä olen が「私は」の意味になるので、ヤパニライネンの代わりに自分の名前を持ってくると、簡単な自己紹介もできちゃいます!
いかがでしたでしょうか?
フィンランドに行く際は、フィンランド語をつかって現地の人との交流を楽しんじゃいましょう!!
それではまたお会いしましょう。